「毎日を一生懸命生きているのに、なぜか心が重い。
真面目に頑張っているのにどんどん苦しくなっていく。」
数年前の私は、そんな気持ちの中にいました。
自分を大切にしているつもりだったけれど、
いつも心の中では
「どうせ私なんて無理」と自動的に諦めていました。
そんな私の思い込みに気づかせてくれたのは、テニスでした。
テニスは思っていた以上にメンタルスポーツでした。
自分の感情が、そのままプレーに出るのです。
練習中、私はよくミスを恐れていました。
「また失敗したら嫌だな」と身体が縮こまったり・・・
「失敗する自分が怖い」ーそう感じた時、
私はふと気づきました。
それってつまり、私自身が、私のことを一番信じていなかったんだ、と言うことに。
それからはテニスが自分の内面を映し出す鏡になりました。
怖がりの私はテニスをして自分をさらすのが恐怖でした。
そんな中でも確かな自分がいました。
ただ純粋に「テニスが楽しい」「ストロークを打てるようになりたい」と願っている自分。
変わりたい、というか元に戻りたくない私は
「テニスをやりたい」と思っている自分にだけ、正直でいようと決めたんです。
できない自分を見るのは、正直辛い時もありました。
でも、怖い、恥ずかしい、悔しい、嬉しいー
そんな感情を感じ切っていくうちに
少しずつ、心が元気になっていったんです。
感情を否定せずそのまま受け止めて行動していくこと。
「怖いままでやる」ことが、私を少しずつ前に進めてくれたのだと思います。
私は自分の心と向き合いながら、たくさんの感情を感じてきました。
そして今、少しずつ「自分を大切にすること」を学びながら生活しています。
この記事が、あなたの心に寄り添うようなものであったなら嬉しいです。
あなたの中にも、きっと小さな希望の芽があるはずです。
その芽をどうか大切に育ててあげてください。
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