“変なんだけど、これが私”──気づかせてくれたのはテニスでした

心のこと


テニスをしていて、あるとき気づいたんです。

私の「普通」は、他の人の「普通」じゃなかったんだって。

練習中、「できるまでやる」のは当たり前。
一度でもミスしたら、帰ってもずっと頭の中でフォームを分析して、
次の練習までに少しでも修正できるように考え続ける。

「どうしたらうまくなるか」を、1ミリも無駄にせず吸収したくて、
練習中は常に全集中。コーチの言葉も、相手の打ち方も、体の動きも、全部逃したくなかった。

でも、そんな私の姿を周囲は「真面目すぎる」とか「考えすぎじゃない?」と軽く言ったりもして。
完全に変な人だった。

私は、こだわりが強いんだ。

ちょっとショックだったけど
同時に「そうだったのか」と納得できた瞬間でもありました。

そしてあるとき、ふと思ったんです。

「このこだわり、悪いことばかりじゃないかもしれない」って。

細かいところに気づける。
繰り返し練習するのが苦じゃない。
できるまでやろうとする集中力がある。

そう、テニスのおかげで、
私の中にあった“こだわり”は、
「面倒な性格」じゃなくて「私の強み・才能」だったのかもしれないと、
そう思えるようになったんです。

今でも、私は自分の変なところに困ることもあります。
でもそれを責めるのではなく、「それが私なんだ」と受け止めて、
少しずつ、ありのままの自分を笑って育てていきたいと思っています。

読んでくださって、ありがとうございました。

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