悪いお母さんになって、私はやっと自分にやさしくなれた

心のこと

土曜の朝までは、なんとかキッチンに立てる。
でも日曜の朝になると、もうダメ。
台所に立つのが嫌になる。

あんなに毎日作ってたのに。
朝昼晩、家族のごはん、学校のお弁当、急なリクエストまで。

でも、反抗期になると子どもが食べてくれなかった。
せっかく作っても、反応もなくて。
そのうち、自分の“がんばり”が空回りしてるような気がして、どんどん疲れていった。
だからある日、私は思い切って「悪いお母さん」になることにした。

毎日外食してみた。
お惣菜で済ませた。
作らない自分に罪悪感を持たない練習をした。

そしたらね、なんだか少し、心が軽くなった。

「私も、よくがんばってきたんだよ」って、自分で言えるようになった。
たまには、“悪いお母さん”になってもいい。
がんばることより、やさしくすることのほうが、家族も笑顔になる日がある。

今、キッチンに立つのがしんどい誰かがいたら、
こうつぶやいてほしい。

「私、今日も十分がんばってるよ」って。

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